旅行に役立つ情報

五街道はどこからどこまで?歴史や現在の姿を解説します!!

要点

1)五街道とは?
2)五街道の役割
3)五街道それぞれの概要と歴史
4)現在の五街道:交通・観光・継承

江戸時代に日本全国を結ぶ大動脈として整備された五街道(ごかいどう)。

意外と詳しく知らない五街道について、さまざまな内容をまとめました。

五街道とは?

五街道とは、江戸幕府が全国統治の基盤として整備した五本の主要街道の総称です。

いずれも江戸日本橋を起点とし、放射状に全国へ延びています。

五街道の基本情報(要点)
街道名 概略ルート 宿場数 特徴
東海道 日本橋 → 京都・三条大橋 53宿 海沿いの大幹線、最重要ルートだった。
中山道 日本橋 → 内陸経由 → 京都 69宿 内陸のルート。峠越えが多いが渡河が少ない。
日光街道 日本橋 → 宇都宮 → 日光東照宮 21宿 参詣道。日本橋〜宇都宮までは奥州街道と共通。
奥州街道 日本橋 → 宇都宮(ここまで日光街道と共通)→ 白河の関 27宿 北の大動脈。統治・軍事、物流の要だった。
甲州街道 日本橋 → 甲府 → 下諏訪宿 44宿 内陸交通の要。商人の往来で繁栄したとのこと。

五街道の役割

1)政治(参勤交代と支配秩序)

各大名は定められた期日に江戸へ参勤し、自領へ交代で帰国しました。参勤交代は五街道を舞台に実施され、街道は幕府権力の可視化や治安維持、情報伝達の基盤でした。

2)経済(物流と宿場ネットワーク)

米・海産物・特産品が街道を通じて江戸へ集積。宿場町は人馬継立・商取引・金融・情報交換の拠点として発展し、地域経済を活性化していたとのこと。

3)文化(旅が育んだ表現と交流)

歌川広重さんの『東海道五十三次』は東海道を、渓斎英泉さんとの合作では『木曽海道六十九次』は中山道を描写しました。
紀行文・俳諧などの街道文化は、庶民に旅情と地理感覚を広めたといいます。

五街道それぞれの概要と歴史

東海道:海と都を結ぶ最重要の道

日本橋から京都・三条大橋を結ぶ全53宿。比較的平坦で往来が多く、歌川広重さんの作品『東海道五十三次』の景観は、今なお人々を惹きつけます。
現代では東海道新幹線・国道1号・東名/新東名高速などに受け継がれ、物流・通勤・観光の大動脈であり続けています。

中山道:内陸の安全ルート、峠が育てた文化の道

全69宿。碓氷峠・木曽路などの山岳区間が名高く、渡河が少ないため女性や大名にも好まれたとされます。中山道の一部を描いた渓斎英泉さん・歌川広重さんの合作である『木曽海道六十九次』は有名です。

日光街道:将軍を祀る聖地へ、参詣の道

江戸から日光東照宮へ至る参詣道で21宿。日本橋〜宇都宮まで奥州街道と共通で、宇都宮から分岐して日光へ向かいます。世界遺産「日光の社寺」とともに、杉並木の旧道が現代に残ります。

奥州街道:北の大動脈、統治と開拓の道

日本橋から宇都宮までは日光街道と共通、そこから白河へ伸び、以北は陸羽街道等として北方へ続きます。軍事的・統治的意義が強く、蝦夷地方面との交流も視野に入る幹線でした。

甲州街道:商人と武士が往来した内陸の道

日本橋から甲府を経て下諏訪宿へ至り、中山道と合流します。商人の活動、武田信玄ゆかりの地へのアクセスとして重要でした。

現在の五街道

1)交通網への継承

  • 東海道 → 東海道本線/東海道新幹線/国道1号/東名・新東名
  • 中山道 → 国道17・18・19号/(一部)中央本線
  • 日光街道 → 東武日光線・日光線/国道4号(宇都宮まで共通)
  • 奥州街道 → 東北本線/国道4号
  • 甲州街道 → 国道20号/(一部)中央本線

江戸期に選ばれた「通りやすい地形・地盤」は合理性が高く、近代以降の鉄道・道路もそのルート選択を大きく参照しています。

2)観光・歴史散策としての人気

保存が進む宿場町(妻籠宿・馬籠宿・関宿まど)は国内外の旅行者に人気だといいます。
石畳・本陣跡・枡形など街道特有の意匠が残り、歩く旅の魅力を再発見できます。
東海道・中山道の長距離ウォークや、日光街道の杉並木ウォークは注目の行程です。

3)文化的継承と地域イベント

旧街道を題材にした祭り・スタンプラリー・ガイドツアー・文化財公開が各地で実施され、地域のアイデンティティ形成や観光振興に寄与しています。浮世絵・古地図・古写真の展示は、街道文化の理解を一段と深めてくれます。

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所感

五街道は江戸幕府の政治権力を支えたインフラであり、物流と宿場経済の経済動脈でもあり、旅文化や芸術を生み出したものでした。

現代でもその合理的なルートは鉄道や国道に受け継がれて私たちの日常を静かに支えています。

街道を辿ると当時の技術や地形との向き合い方、旅人の視点が立ち上がってきます。

これを機に五街道の歴史を感じて過去と現在に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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